テレワークで地方移住に100万円の補助、移住先選びの条件とは。
政府は、テレワークで東京の仕事を続けつつ地方に移住した人に最大100万円を交付するという政策を出すようです。
テレワークは、時間や場所にとらわれない働き方のことを言います。これまでの考え方では、通勤時間が減ることで自由な時間が増えるメリットなどが挙げられてきました。
今朝のニュースは、新型コロナウィルス対応と地方経済の活性化を組み合わせた施策だと思われます。
今回の補助は東京から地方へ移住する人に最大100万円、事業を立ち上げた場合には、さらに最大300万円の補助が出るといわれています。
具体的に、移住先の候補となるエリアは、どういった条件だと良いのでしょうか。
いっしょに手探っていきましょう。
1. 移動手段
地方は、都市部と違い、移動手段をよく考えておく必要があります。
今回の東京での仕事を継続しながら、地方で働くということであれば、東京との往復が簡単であることが必要になるでしょう。テレワークで日常的に仕事をしていても、往来する必要も出てくると考えられるからです。そういった意味で、地方だと、空港が近いことが条件に一つになると考えられます。
空港分布図(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/ext_images/invest/region/infra/pdf/infra_airport.pdf
空港一覧(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000310.html
空港分布図(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/common/001346827.pdf
なお、次の県は空港がありません。
2. 通信環境
光回線が広く普及していますが、地方には、光回線の未提供エリアが存在します。
次の各通信事業者のエリア検索から確認しておきたいところです。
NTT東日本フレッツ光のエリア検索ページ
https://flets.com/app2/cao/prefselect/index/
NTT西日本フレッツ光のエリア検索ページ
https://flets-w.com/service/next/area/
NURO光のエリア検索ページ
https://www.nuro.jp/apply.html
auひかりのエリア検索ページ
https://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
auひかりちゅらのエリア検索ページ
https://www.au-hikari.ne.jp/areasearch/sel_housing.php
3. 生活環境(美味しいものと温泉?)
ご当地グルメや温泉など、地方に行く魅力だと思います。
しかし、そういったものを楽しめる時間は短く、すぐに日常になると考えれますから、
都市部との大きな違いは、人口密度と言えるでしょう。
https://www.stat.go.jp/naruhodo/c1data/02_03_stt.html
東京の人口密度が、6,168.7人/k㎡です。
約1,000人/k㎡程度になると、地方感が出てくると思われます。(#個人の感想です)
具体的には、福岡県が1,023.1人/k㎡、兵庫県が658.8人/k㎡です。
県レベルの統計ですので、実際は各市町村、実際に住むエリア周辺の環境により、変わってきますが、候補地選びの目安にはなるでしょう。
まとめ
交通と通信、生活環境の軸で、テレワークでの移住先選びについて、少し考えました。
美味しいもの、快適さは都市にもありますが、人が多すぎないのが地方のメリットでしょう。人が多すぎるのが好きな人もいるでしょうから、これはデメリットにもなります。
テレワークは、時間と場所を自由にするツールです。
地方移住も含めて、多様なライフスタイルを送れる世界線に、日本が移ることを期待したいですね。